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充電式バッテリーの問題

執筆者の写真: AdministratorAdministrator

表題だけを見ると家とかフラットに関係ないと思われる方も多いでしょう。

家の中を見渡すと充電式のリチウムバッテリーに囲まれて暮らしていることがわかります。携帯電話、イヤホン、ラップトップコンピューター、電動自転車のバッテリー、スクーター(日本だとキックボード)のバッテリー、電子タバコのバッテリーなどがリチウムバッテリーです。

大手保険会社のまとめによると英国人の9人に1人はバッテリーによる火災やバッテリーの破裂のため保険使用。10人に1人は充電中の機械本体の異常な発熱などの経験があるようです。

保険会社からのアドバイスは必ず本体に付属してきた充電器やケーブルを使用すること。或いは製造会社がお勧めする充電器具を使用すること。オリジナルバッテリーを使用すること。可燃物の近くでの充電を避ける。直射日光の当たる場所での充電をしないなど。

保険会社がこのような発表をしたと言うことは、彼らのアドバイスに従わずに起こった事故や火災などに対しての保険対応は難しいと言うことです。

インターネットで普通の自転車を電気自転車に改造できるキットが驚くほど安く売られていたり、電動スクーターの替えバッテリーをネットで安く手に入れたりできますが、火災や事故調査が行われた際にバッテリーが正規の物ではない、充電器具がUKの基準を満たしていないなどが認められた際には保険が下りなくなる可能性が出てきます。

大家や物件によっては既に電動自転車やキックボードの屋内充電を禁止しているところもあるようです。

十分に気を付けて充電器具やガジェット本体をご使用ください。

 
 
 

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