3月4日にロンドン市長のサディックカーンが発表です。
現在ULEZはロンドンにあるノースサーキュラとサウスサーキュラで結ばれる環状線からロンドン中心部に車で侵入すると1日あたり£12.50をTFL(Transport for London)へ支払わなければなりません。また侵入しなくとも、この環状線内で車を公道に駐車している人も運転をする市内に関わらず支払い義務が発生しています。これが2023年末から23区ある全てのロンドン行政区に適用させると言うことです。ちなみにヒースロー、エンフィールド、サットン、クロイドンなども含まれます。
このチャージは車によってかかるものとかからないものがあります。
ざっくりと分けると2005年より前に初年度登録されたガソリン車、2010年より前に初年度登録されたディーゼル車は排気ガスが汚いとされ、このチャージがかかります。
車の排ガスによる健康被害が大きいとのことで2019にULEZによるチャージが始まり、ロンドンではこれによる収入を期待していたようですがご存じのようにコロナのためのロックダウン、自宅勤務などがあったため車を使う人も少なく、ULEZによる収入が当初の見込みを大幅に下回りました。このためULEZの範囲を拡大すると見ている人もいるようです。
ロシアのウクライナ侵攻も重なりガス、電気料金は今年春には大幅な値上がり、秋には今の3倍くらいまでは上昇するだろうと言われています。物価が急激に上昇している今(2021年2月と2022年2月を比べると立った1年の間に8%弱の物価値上がり。不動産屋なのでRPIを見ています)そしてしばらくはこの物価上昇が続くのが予想されているのに新しいペナルティー?を課すのはどうなんでしょう。
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